カテゴリ:日々のこと( 5 )
家庭的なるもの。油淋鶏(ユーリンジー)

ランチにファミリーレストランへ入ると、日替わりメニューに、油淋鶏があった。
優柔不断で、メニューと長い間、睨めっこしてからでないと決断できない私には、めずらしく即決して、ウエイトレスさんを呼んだ。


以前、友人に、台湾料理屋に連れて行ってもらったのが、油淋鶏とのはじめての
出会いだった。

駅前商店街から少し離れたところにある、小さなその店は、台湾人の主人と、奥さんが
二人でやっていた。客の8割は常連で、客席とバックヤードが目と鼻の先の店内は、
お客と奥さんの掛け合いと、笑い声であふれており、熱気があった。
私は最初、その雰囲気に、正直とまどっていた。

戸惑っているうちに、友人は、勝手に私の分の台湾ビールを頼んでいた。乾杯し、
何を食べよう、という間もなく、「これがオススメ」といって、友人は、メニューを一瞥して
から、食べ物を、二つ三つ頼んでくれた。

その中のひとつが「油淋鶏」だった。

「油淋鶏」は大皿にのせられて、陽気な奥さんの「おまたせ」だか、なんだか、そんなような
かけ声と共に、テーブルの真ん中にドン、と置かれた。

カラリと揚がった衣を纏った鶏肉が、茶色く光るタレを吸い上げている途中で、めちゃくちゃ美味しそうだった。実際、箸を伸ばして、口にいれたら、本当に美味しかった。
唐揚げのパリパリと、酸味の効いた甘辛いタレが絶妙で、台湾ビールによくあった。
香草の後味もよかった。

思わず友人の顔をみたら、美味いだろ、という顔をした。

夜中まで延々と、そのお店にいた。友人は、いつの間にか、店の奥さんと、紹興酒(だったと
思う)の飲みあいをして、酒の強さを競い合っていた。なんでそんな事になったのか
解らないが、とにかく、店の陽気な奥さんは、べらぼうに酒が強く、次から次に、
酒を一口であおっては、大声で笑っていた。大阪の肝っ玉母ちゃんでも、ああはいくまいと思う。

そんな店の、(奥さんの)影響か、「油淋鶏」は家庭的なもののようなイメージがある。
その友人とも疎遠になって久しいのだが、また、一緒に、あの店に行ってみたいと、思って、しかし、そういえば、携帯のメモリーに、もう電話番号がないのだった、と、すぐに気づき、ちょっと残念に思いながら、デニーズの、どこかかしこまった、「油淋鶏」を食べた。
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by p0210029 | 2005-08-29 15:53 | 日々のこと
光導入

今までのADSLサービスに特に不満はなかったのですが、住んでいるマンションが光ファイバー導入したのに便乗し、サービスを申し込んだのが先々月の話。で、ようやく、本日、めでたく開通しました。

さっそく速度を計測。


使用回線:USEN BROAD-GATE01 TypeVマンション
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測定条件
 精度:低 データタイプ:標準
下り回線
 速度:44.03Mbps (5.504MByte/sec) 測定品質:93.6
上り回線
 速度:22.90Mbps (2.863MByte/sec) 測定品質:59.5
測定サーバー:東京-WebARENA
測定時刻:2005/8/20(Sat) 13:17
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測定サイト http://netspeed.studio-radish.com/
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モデムにPCを直で繋いでの結果。下り、44.03Mbps。
90は無理でも70Mbpsとかいくのかな?って少し思ったりしていたんだけど、こんなもんかな、やっぱり。別にADSLだって不満に思った事はないし、だから、今だって不足、不都合はまったくないからいいけどね。
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by p0210029 | 2005-08-20 13:50 | 日々のこと
お盆最終日。外は激しい雷雨。

外に出かける用のない時の雷は嫌いではない。
寝転がって、窓の外、閃光の閃くのをなんとなく眺めたり、雷鳴の轟くのを聞いたりしていると、妙に落ち着いた気分になる。

だらりと時間が過ぎていく。その事への焦燥感も、今はあんまりない。

ウーロン茶を飲んで、ブログを書いて、暑い日々も終盤にさしかかったな、と、ぼんやり思う。
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by p0210029 | 2005-08-15 22:13 | 日々のこと
死なせてあげる

藍川の瀬音に遮られながら間遠に聞こえているのは、つぶやくように唄う琴の声だ。「死なせてあげる、死なせてあげる」と繰り返すのは、子守唄の節に似ていた。




ネットでたまたま見つけた、
死なせてあげる(三宅幸太郎氏)の一節。綺麗。
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by p0210029 | 2005-08-08 07:27 | 日々のこと
浴衣の女性
夏といえば祭り。祭りといえば浴衣。

近所を歩いていても、よく浴衣姿の女性を見かけるようになった。

昨日も、土曜日ということで、どこかで祭りが行われていたのだと思う。浴衣姿の女性をみかけた。
ただ、いつもより一風変わっていたのは。浴衣姿なのは、お年を召した女性で、シチュエーションが喧嘩中だったということ。

コンビニに行く途中だった。
一方は浴衣姿のおばちゃん。もう一方は、商店街の衣料品店で売っていそうな服装の、小太りのおばちゃん。自転車に乗って、もう、いいわ。帰るわよ。と言いたげな雰囲気。
「待ってられないわよ。もうご飯食べちゃったから」食べるなら、あんた一人で食べなさいよ。というような事を、自転車のおばちゃんが叫んだので、何かと思って見たら、喧嘩というか、一方的に、浴衣姿のおばちゃんが怒られている感じだった。

内容は、よく解らないけれど、察するに、自転車のおばちゃんとの約束時間に、浴衣のおばちゃんが遅れてきたのかしら、と。

で、さらに、浴衣姿のおばちゃんは、久々のお洒落に時間がかかったんじゃないかなぁと、私は勝手に想像した。浴衣を着慣れている風でもなく、細い体に巻きついた感じの白い生地の裾はどこか萎びていたからだった。薄化粧だけが、上品な女性の雰囲気に合っていて、それだけは素敵だな、と思った。

そうこうしている間にも、自転車のおばちゃんは、怒り続けていて、怒りに任せて、今にも自転車に乗って、浴衣の女性を置き去りに、どこかに行ってしまいそうだった。

ちょっとハラハラした気分で、その二人の脇を通り過ぎた。

自転車のおばちゃんの怒りはすぐには収拾しそうにない。でも、
自転車のおばちゃんの怒りも、わからなくもないな、と思った。
浴衣のおばちゃんの、悲しそうに表情を歪めた薄化粧の顔が、か弱げで、美人とか可愛いらしいとかではないのに、不思議に、とても綺麗だった。

コンビニに行って、帰り道には、その二人の姿はなかった。
せっかくのお祭り、仲直りしてるとイイナ。と思った。
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by p0210029 | 2005-08-08 00:17 | 日々のこと