浴衣の女性
夏といえば祭り。祭りといえば浴衣。

近所を歩いていても、よく浴衣姿の女性を見かけるようになった。

昨日も、土曜日ということで、どこかで祭りが行われていたのだと思う。浴衣姿の女性をみかけた。
ただ、いつもより一風変わっていたのは。浴衣姿なのは、お年を召した女性で、シチュエーションが喧嘩中だったということ。

コンビニに行く途中だった。
一方は浴衣姿のおばちゃん。もう一方は、商店街の衣料品店で売っていそうな服装の、小太りのおばちゃん。自転車に乗って、もう、いいわ。帰るわよ。と言いたげな雰囲気。
「待ってられないわよ。もうご飯食べちゃったから」食べるなら、あんた一人で食べなさいよ。というような事を、自転車のおばちゃんが叫んだので、何かと思って見たら、喧嘩というか、一方的に、浴衣姿のおばちゃんが怒られている感じだった。

内容は、よく解らないけれど、察するに、自転車のおばちゃんとの約束時間に、浴衣のおばちゃんが遅れてきたのかしら、と。

で、さらに、浴衣姿のおばちゃんは、久々のお洒落に時間がかかったんじゃないかなぁと、私は勝手に想像した。浴衣を着慣れている風でもなく、細い体に巻きついた感じの白い生地の裾はどこか萎びていたからだった。薄化粧だけが、上品な女性の雰囲気に合っていて、それだけは素敵だな、と思った。

そうこうしている間にも、自転車のおばちゃんは、怒り続けていて、怒りに任せて、今にも自転車に乗って、浴衣の女性を置き去りに、どこかに行ってしまいそうだった。

ちょっとハラハラした気分で、その二人の脇を通り過ぎた。

自転車のおばちゃんの怒りはすぐには収拾しそうにない。でも、
自転車のおばちゃんの怒りも、わからなくもないな、と思った。
浴衣のおばちゃんの、悲しそうに表情を歪めた薄化粧の顔が、か弱げで、美人とか可愛いらしいとかではないのに、不思議に、とても綺麗だった。

コンビニに行って、帰り道には、その二人の姿はなかった。
せっかくのお祭り、仲直りしてるとイイナ。と思った。
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by p0210029 | 2005-08-08 00:17 | 日々のこと
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